もろみ酢メーカー

最も古い酒造所のひとつ、新里酒造は琉球王朝に泡盛製造を許可された30人のうちの一人でした。創業は弘化3年(1846年)現在の社長は六代目にあたるそうです。
「泡盛101酵母」と呼ばれる泡なし酵母を開発したのもこの会社で、この酵母の登場により仕込みの量が増え、モロミも12日間でもろみを蒸留できるようになりました(従来は14日)。さらにアルコールの生成が速いため、雑菌汚染の割合が低いことでも知られています。

比嘉酒造は琉球王朝の料理長の家筋で、城下町首里で明治16年に創業されました。
太平洋戦争で工場と伝統の古酒を失いましたが三代目(昌廣、しょうこう)が工場を与那原に移転、新たなスタートを切ります。この時造られたお酒には「昌廣」から「まさひろ」と命名。これが比嘉酒造所の代表銘柄となっていきます。
四代目昌普は紙パック入り泡盛や泡盛ワンカップなどを開発、積極的に市場を開拓し平成10年にもろみを利用した「まさひろもろみ酢」の販売を開始しています。

ヘリオス酒造は5種類の酒類製造免許を持つ酒造メーカーです。沖縄古酒、泡盛、梅酒、リキュール、紅いも焼酎、ヘリオスビール、ラム酒、ハブ酒など沖縄の素材を生かした製品を数多く生産しています。

もろみ酢は泡盛を作る過程ででたものを使用しており国際品評会モンドセレクションでも金賞を受賞しています。

 

ヘリオスの古酒、「くら」のCMは沖縄でのみ放映されています。

1970年代に初めてもろみ酢の商品化に成功したのが石川酒造場です。琉球王朝時代より王朝御用達のお酒を製造していた泡盛の蔵元のひとつが石川家。今も伝統的な甕仕込みで泡盛を生産しています。

 

カシジェーをエサとして育てられた豚は健康的で病気に強く、肉質も大変優れていたことや、高級料理の調味料としても使われていたことからより有効利用ができないかと試行錯誤の末に誕生したのが「もろみ酢」です。

 

アミノ酸やクエン酸を多く含み、酢酸のすっぱさがないもろみ酢は健康飲料として人気を集め全国的に知られるようになりますが、その一方で様々な業者がもろみ酢に参入。中には品質的に問題のあるものも多く、もろみ酢全体の信用が下がっていってしまいます。

 

それを打破し、品質のよい安全なもろみ酢を提供するために「もろみ酢公正競争規約」を作り、表示の適正化、明確化に取り組み始たのも石川酒造場です。沖縄もろみ酢製造協議会を設立し「琉球もろみ酢」ブランドの確立にも力を注いでいる信用あるもろみ酢メーカーです。

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