もろみ酢と効能

もろみ酢が健康飲料として注目される理由のひとつは、原料に「黒麹菌」を使っているからです。

黒麹菌は他の雑菌の繁殖を抑えクエン酸やアミノ酸を多く作るという性質があります。

※クエン酸:
お酢や柑橘系の果物(レモン・グレープフルーツ)、梅干しなどに含まれる、いわゆる「すっぱい成分」。疲れたときにお酢を飲んだり、スポーツのあとにレモンスライスをとると疲れがたまらないといわれるのはこのクエン酸の働きに注目したものです。

※アミノ酸:
人間の体の約2割はアミノ酸で作られています。筋肉や内臓、血液、皮膚、頭髪などの体の重要な組織をつくるたんぱく質を構成しているのがアミノ酸です。

クエン酸+アミノ酸を適切に摂取することは、疲労を回復し体の組織をリフレッシュさせていくためには大変重要なことです。
偏りがちな現代人の食生活で足りない成分を補うという意味で、クエン酸とアミノ酸の含有率が高いもろみ酢に注目が集まっています。

もろみ酢は沖縄の焼酎、「泡盛」の酒かす(かしじぇーと呼ばれます)から作られたお酢です。

泡盛の原料はタイ米と黒麹酸。

米酢や黒酢などの一般的な食酢は主成分が「酢酸」ですが、もろみ酢の主成分は「クエン酸とアミノ酸」です。またビタミン類も多く含まれています。

疲労回復や美容の点で効果が期待できると最近注目されるようになりました。

 

とはいっても沖縄の人はこまかな成分分析などをする前から、泡盛のもろみが健康にいいことを知っていたようです。

もともと酒造所からでる「もろみ」のほとんどは養豚所で豚の飼料として使われたり、畑の肥料として使われたりしていました。
沖縄の豚肉、アグーはもろみを食べて育った豚の肉であることから「もろみ」の効果を体感的に知っていたといえますね。

また、泡盛酒造所の職人さんたちも暑い夏にもろみを食べて夏バテを防いだといわれています。

クエン酸の働きや、黒麹菌が大量のクエン酸を醗酵させることが化学的にわかっていない時代からも、
沖縄の人たちは「泡盛からでるもろみ」の健康に与えるよい影響を知っていたのですね。

 

記事一覧